今まで何度も耳にし、避けてさえいた一冊の本。
しかし、ページをめくるごとに、私のこれまでの人生観が変容し、そして再構築されていきました。
1. マネジメントから「リーダーシップ」への転換
序章から始まる「パラダイムシフト(ものの見方の転換)」の解説に、まずガツンと頭を殴られたような衝撃を受けました。
第1の習慣「主体的である」。
ここで私は、これまで自分が「自分の人生のリーダー」であることを避けてきた事実に直面しました。どんなに努力していても、それは結局「マネジメント(どうこなすか)」の域を出ていなかったのです。
他者や環境に振り回されるのではなく、少なくとも自分の人生においては、自らがリーダーであらねばならない。その覚悟が、ようやく自分の中で形を成しました。
2. 「人格主義」という言葉への誤解と、パズルの完成
正直に言えば、この本を「人格主義」を説く道徳本だと思って敬遠していました。
「道徳よりも、厳しい自然の掟の方が真実だ」「自分は人格者を目指すには汚れすぎてしまった」という負い目や、よくある成功哲学への疑いがあったからです。
しかし、読み進めて気づきました。
これまで私がかき集めてきた知識や言葉は、バラバラのジグソーパズルのピースだったのだと。
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ものの見方(パラダイム)
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行動
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態度
これらはどれも大切だと言われます。しかし、この本はそれらを「正しい順番」で組み合わせて見せてくれました。
「行動や態度を変えればいい」と考えていた私にとって、「まずパラダイムがあり、それが行動と態度の根拠になる」という指摘は、まさに逆転の発想でした。
ものの見方は自由自在に変えられるほど軽いものではなく、実は非常に頑固なもの。だからこそ、その根本を「原則」に置く必要があるのです。
3. 「中心」に何を据えてきたか、という愕然
第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」の後半、自分の中心を問うワークがあります。
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伴侶、家族、仕事、所有物、地位名誉……。
これまで自分が中心に据えていたものが列挙されたページを読み、それらが私をいかに揺らがせていたかを知り、愕然としました。
周囲の何千人という人々も、それぞれ違う中心を持って生きているのでしょう。しかし、その中心を「原則」に据えている人が、一体どれほどいるでしょうか。
4. ついに辿り着いた「プリンシプル(原則)」
かつて白洲次郎の『プリンシプルのない日本』を読んだ時から、「原則(プリンシプル)」という言葉がずっと胸に引っかかっていました。
当時の私には、それが何であるか、どうすれば手に入るのかを理解する力がありませんでした。
しかし今、ようやくその入り口に立つことができました。
この本によってパズルのピースが組み合わさり、意味が立ち上がってきた驚き。それは一時的な熱狂ではなく、「静かな心の静寂」を伴うものです。
読みづらいと思っていたページ構成さえ、今では驚くほど理に適っていると感じます。
これから先を読み進めるのが、楽しみでもあり、少し怖くもある。
けれど、この本には読破する価値があると確信しています。
日々が新鮮に感じられる。この出会いに、心から感謝しています。
カテゴリー: 読書メモ / 自己研鑽
タグ: 7つの習慣、スティーブン・R・コヴィー、パラダイムシフト、自分探し、読書記録
















